リーディング:Home Reading その1

前回お話したように、イギリスの小学校ではリーディングに力を入れ、子どもたちの学力水準の向上を図っています。今日は具体的にどのようにリーディングを行っているかをお伝えしたいと思います。

まず、リーディングの時間は大きく二つ取られています。

1) Home Reading(ホームリーディング)
各個人のレベルにあった本を家に持ち帰り、家の人と読書の時間を共有する。

2) Guided Reading(ガイディッド・リーティング):自分と同じくらいのレベルの子どもたち(8 人前後) と先生または Teaching Assistant(ティーチングアシスタント:教員補佐)と一緒に同じ本を読む。

今日は 1) の Home Reading について、少しお話したいと思います。

Home Raeding とは、字のごとく家で本を読むことです。学年が小さい子どもなら「音読」ですね。英語にはいろいろな不規則なルールがあるので、それを正しく読めているか確認するためにも必ず声に出して読むことが大切です。

そして、読みながら本の内容についていろいろと質問をしてあげると「理解力」を養うことにもなるので、お勧めです。この質問は日本人の子どもならば日本語でもいいのです。きちんと内容を理解して読んでいるか、ということを押さえることが大切なのです。

学校から借りてくる本ですが、先生が子どものリーディングレベルをきちんと判断しているので、レベルが上がれば、本の文字数も多くなり、不規則な単語が増えたりして、どんどん難しくなっていきます。

ではどんな本を子どもたちは読むのかと言いますと・・・。さまざまな出版社が子ども用のリーディングの本を出版しており、学校によってこの本の種類も違います。メジャーなところを挙げてみると・・・

Oxford Reading Tree(オックスフォードリーディングツリー)

Usborne(ア(オの音に近いア)ズボーン)

Nelson(ネルソン)      (2017/4 リンク訂正)

Longman(ロングマン)      (2017/4 リンク訂正)

・Heinemann(ハイネマン:website はロングマンと同じ)

DK books(ディーケー)      (2017/4 リンク訂正)

Phonics Books Ltd.(フォニックスブックス)

まだまだあると思いますが、私が勤めている学校では上記 7 社の本を使っています。

この中でも特に有名なのが Oxford Reading Tree(オックスフォードリーディングツリー)のシリーズの一つであるBiff, Chip & Kipper stories(ビフ、チップ、キッパーのお話)です。これは日本でも発売されているので、ご存知の方もいるかもしれませんね。私が今まで日本人の子供のサポートに入ったことのある学校では 80%くらいの割合でこの本を使用しています。


後列はお父さん、お母さん、前列は左から犬のフロッピー、二男のキッパー、長男のチップ、そしてチップの双子の姉妹のビフ。この家族を中心としたお話が展開されていきます。

本の中身は著作権にも関わるのでお見せできないのですが、このシリーズは Stage 1 から Stage 12 まで発売されています。(これはまたの機会に説明しますね。)

先述したようにこのリーディングの目的は「ただ単に読めればいい」のではありません。重複しますが「きちんと内容を理解しているか」というところがとても大切になってきます 。これは日本語でも同じだと思いますが、本の内容について質問に答えると言うのは、自分の考えを言わせるいい場であります。詳しくは、私のもう一つのブログ「まる」ないちにち神話2:英語に浸かるといいをご覧ください。) 「読めるから理解している」とは言えないことが分かると思います。読解力を養うことが大切であり、またイギリスの学校ではそこに重点を置いて教育をしています。

Home Reading について、また次回もお付き合いください。

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