National Curriculum 指導要領の制定の背景

イギリスでは 1997 年にイギリスの小学校での英語レベルを向上させるように、中でもリーディングとライティングに特に焦点を置いて授業を行うようにと政府から通達が出ました。その結果、LEA (Local Education Authority: 地方教育委員会) に全権を委ね、教育委員会が各学校と今後の英語教育の発展を検討することとなりました。また政府も翌 98 年に National Curriculum (ナショナルカリキュラム:指導要領) を制定し、施行することとなったのです。

またこのときに SATs (Standard Assessment Test:サッツ) といわれる各キーステージの最終学年でどれだけの教育レベルに達しているかを全キーステージの最終学年でテストすることとしました。(キーステージ 1 は 1991 年、キーステージ 2 は 1995 年に導入。) しかし現在ではこれも批判的な意見が多く、テスト廃止の傾向、またはテストを受けさせない学校もあります。キーステージ 3 では 2009 年に廃止となりました。

イギリスの学校へ転校してくると、子どもたちが毎日本を持ち帰り家で読むように言われるのはこのためなんです。リーディングの力を高めるために家庭でも協力を仰いでいるわけです。

【カテゴリ:カリキュラム・評価方法】ナビゲーション

Mrs.B へ返信する コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください