鉛筆の持ち方

ジョリーフォニックスには、習得する 5 つの基本技能というものがあり、その中の一つに
「2. 文字の形を覚えること」
という項目があります。これは、文字通り、文字の形を覚えることなのですが、これができるようになるためには鉛筆を正しく持てるような指導が不可欠です。

鉛筆を使って字を書くという作業は、実は簡単なことではありません。鉛筆を持ったらすぐにきれいな字が書けるわけではなく、運筆の練習も必要ですし、腕を使ったり、手首を柔らかくしたりすることも必要なんです。また、鉛筆そのものも子どもの指にあったものを選ぶことが必要になります。

今回は、私が学校で指導するときに使っている鉛筆を紹介します。STABILO から出ている Easygraph という鉛筆です。

日本のアマゾンでも扱っているようですが、ちょっとお高いですね。(右利き用=12 本で 2,869 円、左利き用=6 本で 1,581 円:2017 年 11 月 12 日現在)

   

STABILO イージーグラフのホームページによると、この鉛筆の特長はこう書かれています。

  • エルゴノミックな三角形の鉛筆 右利き/左利き用
  • 推奨年齢 5-7 才
  • 三角形状とすべりにくいエルゴノミックなグリップによる、心地よいホールド感のある鉛筆を提供
  • PEFC 認証の木材使用
  • お絵かき、スケッチにピッタリ
  • 名入れスペースあり
  • 芯径 3.15mm

私自身、子どもたち(対象:4-7 歳)と使っていて、ほかの鉛筆と比べると

・三角の各面に掘られた溝が子どもの指にしっくりくる

・鉛筆の芯が柔らかい(なめらか)

・鉛筆の太さがよい

ということを感じます。

それでは、実際の指導の例を見てください。こちらの子(5 歳)は鉛筆の持ち方がよくなく、書く文字も安定しません。いつもふにゃふにゃした線になってしまいます。そのため、書くことを嫌がることもあります。

鉛筆を持つときには基本的に親指、人差し指、中指を使います。残りの薬指と小指は軽く丸めるのですが、もしかしたら子どもはこれがよくわからないのかも・・・と感じることが多くあります。そんな折、ジョリーフォニックスのトレーナー会議でも教えていただいたポンポン!これを使うと、とても簡単にこの二本の指を丸めることができます。

そして、溝に指を合わせて鉛筆を持ってもらいます。

さぁ、書いてもらいます。

最初の c と 2 番目、3 番目の c の違いがわかりますか?滑らかになっているのがわかるかと思います。

しばらく時間が経つと、人差し指に力が入り過ぎてしまっているのがわかりますね。ただ、初めてにしては、あまり形も崩れずに字が書けたように感じます。
 一朝一夕に鉛筆の持ち方がすぐに変わるものではありませんので、授業中、意識してこの鉛筆を用い、鉛筆の持ち方を担任の先生にチェックしてもらうように伝えておきました。また、ポンポンは何色か用意して置き、その日の気分によって色を選んでもらうようにします。

一方こちらは、左利きの子。

薬指が前に出てしまっています。丸くするようにここでもポンポンを使います。

この児童は 6 歳なのですが、まだ文字を書く段階ではありません。色塗りもようやく塗りたいところに塗れるようになってきたかな、というころです。そういう時期だからこそ、鉛筆をきちんと持てるようにしてあげたいなと思っています。

これからも引き続き、この子たちの鉛筆の持ち方をみていきたいと思います。

日本でもこの鉛筆がもう少し安価に入手できたらなぁ。

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